インプラント治療(口腔外科)
このページの目次
- 1 天然歯の様によく噛める精密なインプラント治療に努めております
- 2 インプラント治療とは？
- 3 負担の軽減・治療期間の短縮が期待できる抜歯即時埋入に対応
- 4 インプラント治療はこんな方におすすめです
- 5 国際口腔インプラント学会（ICOI）認定医が手術を担当します
- 6 患者さまのご希望や症例に適したインプラントを選定します
- 7 インプラント治療に関するリスク・注意点について
- 8 インプラント治療をトラブルなく実施するための対策について
- 9 骨量が足りない場合は骨造成法の併用をご提案します
- 10 定期健診とメインテナンスでインプラントの長期維持を目指します
- 11 神奈川県座間市で専門医師によるインプラント治療をご希望の方へ
天然歯の様によく噛める精密なインプラント治療に努めております
入谷歯科クリニックでは、歯を失った際の治療法の1つとしてインプラント治療をおすすめしております。当院では事前の精密検査をはじめ、様々な取り組みを実施し、患者さまに不安なくインプラント治療を受けていただけるよう努めております。
インプラント治療とは？
インプラントは本来、医療の分野で用いるペースメーカーやシリコン、ボルトなど「体内に埋め込む医療器具や材料など」を指しますが、近年では歯科で使用する「人工歯根＝インプラント」と認識されています。
歯科の分野でのインプラントとは、歯を失った部分に生体親和性の高いチタン製の人工歯根を埋め、その上に人工の歯を取り付けて歯の機能を回復する治療法です。
外科処置が必要となりますが、埋め込んだ人工歯根と顎骨がしっかりと結合するため、まるで自分自身の歯のように食事をすることができます。また、見た目も天然歯と同じような自然な仕上がりにすることができるので、人前でも口元を気にせず、食事や会話を楽しむことができます。
外科処置については、多くの方が不安な気持ちを抱いていると思いますが、麻酔下で行うため、痛みを感じることはありません。また、一般的な症例であれば、通常の歯科治療と変わらない時間で治療が完了し、入院なども必要ありません。
負担の軽減・治療期間の短縮が期待できる抜歯即時埋入に対応
入谷歯科クリニックでは、「抜歯即時埋入インプラント」にも対応しております。
通常のインプラント治療では、抜歯後に治癒のための待機時間を設け、傷口が完治した後にインプラントを埋入しますが、抜歯即時埋入は、抜歯と同日にインプラント埋入まで行います。治癒の時間や手術の回数を減らすことができるため、体への負担の軽減はもちろん、治療期間の短縮が期待できます。
インプラント治療はこんな方におすすめです
- 健康な歯を削りたくない
歯が1本抜けてしまった場合、従来の治療法では両隣の健全な歯を削って土台とします。ブリッジと呼ばれる治療です。しかし、この治療法だと天然歯を削る必要があり、土台となる天然歯に負担がかかってしまうケースが多いのです。インプラント治療の場合は、健全な歯を削らず、歯の抜けた所へインプラントを埋入し、自然な歯の形を作ることができます。 - 入れ歯に違和感がある・入れ歯が動いてしまう
入れ歯が動いてしまい、違和感を覚えたり、上手く噛めずに食事に影響が出てしまったり、最悪の場合、痛みを覚えてしまう患者さまの話をよく耳にします。入谷歯科クリニックでは、このような入れ歯の問題にお悩みの患者さまのために、数本のインプラントによって入れ歯を固定し、入れ歯が動かないようにする治療法をご用意しております。入れ歯が固定されることで、しっかりと噛むことができ、違和感もなくなり、楽しい食生活を取り戻すことができます。
国際口腔インプラント学会（ICOI）認定医が手術を担当します
入谷歯科クリニックのインプラント治療は、日々インプラント治療の研鑽を積んでいる国際口腔インプラント学会（ICOI）認定医が担当します。
患者さま一人ひとりの口腔内の状態を見極め、これまでの経験を活かした適切な治療計画をご提案いたします。
インプラント治療をご検討の際はお気軽にご相談ください。
患者さまのご希望や症例に適したインプラントを選定します
入谷歯科クリニックでは、数多くあるインプラントメーカーの中から厳選したインプラント体を採用しております。患者さまのご希望や症例に適したインプラントをご提案いたします。
カムログインプラント
カムログインプラントは、スポーツカーで有名なポルシェの関連企業の医療部門によって開発されました。インプラントの内側にくぼみ、外側に突起を設置することによって、上部構造が緩みにくく、耐久性が高いことが特徴です。
Zimmerスプラインインプラント
米国Zimmer社のスプラインインプラントは、表面を歯や骨と同じ「ハイドロキシアパタイト」でコーティングさすることによって、骨との結合を促進します。軟らかい骨などのにも有効なインプラント体で、幅広い症例に対応できます。
インプラント治療に関するリスク・注意点について
- インプラント治療は自費診療の扱いとなります。
- インプラント治療は手術が必要となります。
- 顎の骨量や厚みが足りない場合は、骨を増やす処置が必要となったり、手術自体が行えない場合があります。
- 手術の際に血管や神経を損傷するリスクがあり、多量の出血や神経麻痺を伴う可能性があります。
- インプラント手術後は定期的にメインテナンスを受ける必要があります。
- 日々のケア、定期メインテナンスを怠ると、インプラント周囲炎になるリスクが高くなり、症状が悪化すると、インプラントが抜け落ちてしまう場合あります。 など
インプラント治療をトラブルなく実施するための対策について
入谷歯科クリニックでは、インプラント治療に伴うリスクをできるだけ軽減するため、下記のような様々な対策・取り組みを行っております。
徹底した術前検査と解析ソフトを駆使したシミュレーションの実施
入谷歯科クリニックのインプラント治療では、インプラント手術を適切に実施するため、あらかじめ歯肉の状態や噛み合わせをきちんと確認します。
歯科用CTによる3D撮影やデンタルレントゲン撮影、模型製作で歯牙や骨の状態を診断した上で、噛む機能や審美性を考慮しながら、適切な埋入位置をシミュレーションしていきます。
シミュレーションには「Smop implant planning」という専用の解析ソフトを使用します。 CT撮影による3D画像と、歯を失っている現状の口腔内模型、そして理想的な歯の形態を作製した模型の3つを合成させることで、適切なインプラントサイズや埋入ポジションを3次元的にプランニングしていきます。 患者さまにご納得いただいた上で治療計画を立て、最善の治療を行います。患者さまの口腔内の状態によっては、インプラント埋入前にクリーニングや歯周病治療を行う場合もございます。
サージカルガイドの使用によるリスク・侵襲の軽減
専用の解析ソフト「Smop implant planning」でプランニングしたデータを3Dプリンターに入力することで、専用のサージカルガイドを製作します。
インプラントの埋入は顎の骨を削る施術を行いますが、サージカルガイドはドリルの着地点と角度を正確な方向に導き、またドリルがぶれないよう保持する役割を果たします。
そのため、手術時の人為的ミスを防止し、より確実に正しい位置へインプラントを埋入することができます。
また、通常の手術の際は歯肉をある程度の範囲切開する必要がありますが、サージガルガイドを用いることにより、インプラント埋入箇所だけに穴を開ける「フラップレス手術（歯茎を切開しない術式）」を行うことができます。傷口がとても小さいため、疼痛や腫れを最小限に抑えられます。
歯科医療用レーザーの活用
症例によって、レーザーによる歯肉の切開をおこなうことがあります。レーザーでの切開は痛みが少ないだけでなく、出血を抑えることができるので、インプラントの施術が行いやすくなります。傷の治りが早いというメリットもあるため、患者さまの体の負担を軽減でき、治療期間の短縮にもつながります。
口腔内スキャナーによる型取り
インプラントを良い状態で長期的にお使いいただくためには、上部構造の精度も重要となります。入谷歯科クリニックでは、口腔内スキャナーを使用し、精密な型取りを短時間で実施いたします。口腔内をスキャンするだけで歯型を採取できるため、嘔吐反射が強い方も安心です。
静脈内鎮静法で不安や恐怖心の緩和
入谷歯科クリニックでは、麻酔専門医が実施する静脈内鎮静法という特殊な麻酔法にも対応しております。
インプラントは外科処置が必要となるため、患者さまによっては不安や恐怖心などで体調が悪くなることもあります。静脈内鎮静法は点滴で薬剤を注入することによって、うたた寝のような状態になるため、不安や恐怖心を感じることなく手術を終えることができます。
骨量が足りない場合は骨造成法の併用をご提案します
歯を失った部分は顎の骨に刺激が伝わらないため、少しずつ骨が退縮します。歯がない状態が長い場合は、インプラントが適切に埋入できるだけの骨量が足りなくなることもあります。そのような場合には、下記の骨造成法によって骨を再生し、インプラント治療が適切に行なえるよう、努めております。
ソケットリフト
上顎のインプラント治療で骨の厚さが5㎜以上残存している際に適応になる骨造成法です。インプラントを埋入する穴へ骨充填剤を挿入して上顎洞を押上げることで、インプラント手術に必要な骨量を補います。
サイナスリフト
上顎のインプラント治療で骨の厚さが5㎜以下の場合に適応になる骨造成法です。歯茎を切開し、上顎のすぐ上にある上顎洞を押上げ、
その部分に骨充填材を設置し、失った骨の再生をします。ソケットリフトに比べて侵襲が大きくなります。
GBR法
骨量が少ない部分に自家骨や骨充填材を設置後、骨の再生スペースを確保するためにメンブレンという保護膜で覆ってから、骨の再生を待ちます。骨の再生後にメンブレンを取り除き、インプラント手術を実施します。
CGF
CGFは患者さまの血液を遠心分離して生成されるフィブリンゲルを使用した骨造成法です。血小板や成長因子を含むフィブリンゲルは骨や歯周組織の再生を促進する効果があり、感染リスクが低いことが特徴です。骨量の少ない部分へフィブリンゲルと骨補填材を設置することで、効率よく骨を再生します。
定期健診とメインテナンスでインプラントの長期維持を目指します
インプラント治療が終わった後は、定期的にメインテナンスを行います。せっかく埋入したインプラントも天然歯と同じようにメインテナンスを怠ると、インプラントの周りが歯周病になる、いわゆるインプラント周囲炎になってしまい、最悪の場合、せっかく入れたインプラントが抜け落ちてしまいます。
必ず定期的に健診を受けていただき、口腔内カメラ撮影などで現状を確認し、また継続的なお口のクリーニングを行って、健康的な口腔内を保っていきます。
神奈川県座間市で専門医師によるインプラント治療をご希望の方へ
入谷歯科クリニックでは、歯を失った方へ天然歯に近い感覚のインプラント治療をおすすめしております。患者さまが不安なくインプラント治療を受けられるよう、インプラントに精通した専門医師をはじめ、トラブル防止のための様々な対策や取り組みを実施しております。神奈川県座間市で専門医師によるインプラント治療をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
