予防歯科・歯周病
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虫歯や歯周病の発症を未然に防ぐ予防歯科に取り組んでおります
入谷歯科クリニックでは、人生100年と言われる現代において患者さまに生涯、ご自身の歯で食事や会話を楽しんでいただけるよう、予防歯科に力を入れております。予防歯科とは、日頃のケアをはじめ、定期的に検診やクリーニングを受けることによって口腔内を健康な状態で維持し、虫歯や歯周病の予防を目的とした診療科です。
歯を失う原因となる虫歯や歯周病の発症を未然に防ぐことによって、大切な天然歯を削らず、抜かずに保存することができます。
治療と予防で大きく変わる歯の生涯治療費と歯の寿命
（出典：日吉歯科診療所調べ）
上の画像は定期的に検診やクリーニングを受け、予防歯科に取り組んでいる方と痛みなどの問題が起こった時にだけ治療を受ける方の80歳までにかかる治療費と歯の寿命を比較したものです。
予防に取り組んでいる方は定期的に通院しているため、費用が多くかかりそうなイメージですが、大掛かりな処置が必要ないため、痛い時にだけ治療を受ける方と比べて費用は半分以下に抑えられており、さらに歯の寿命も長いことが分かります。
歯を早期に失ってしまうと、全身の健康にも様々な悪影響が生じてしまいます。健康で豊かな生活を送るためには、できるだけ若いうちから予防に取り組むことが大切です。
予防先進国の新しい予防法「CAMBRA」に対応
入谷歯科クリニックでは、歯科先進国アメリカの歯科大学65校中40校で採用されている「CAMBRA」と言う医学的根拠に基づいた新しい虫歯予防法も行っています。
虫歯の進行は、患者さま個々のリスク(どれだけ虫歯になりやすいか)とそれに対する防御因子(虫歯を防ぐ力)のバランスで変化します。CAMBRAでは、患者さま一人ひとりの虫歯リスクと防御因子を検査し、それに合わせた虫歯予防・虫歯管理を行います。
歯科衛生士担当制による計画的な予防・メインテナンスを実施
入谷歯科クリニックでは、歯科衛生士担当制を導入し、予防や治療後のメインテナンスを計画的に実施しております。毎回、担当の歯科衛生士が口腔内の検査やクリーニングを行うため、口腔内の変化にもいち早く気づくことができ、適切な処置が可能となります。
また、診療毎にお互いの距離を縮めることができるため、お口のことで気になることやお悩み等も気軽に相談していただくことができます。
歯科医院で実施する虫歯・歯周病予防対策について
虫歯や歯周病の予防については、毎日の歯磨きが基本となります。しかし、お口の中にはバイオフィルムや歯石といった歯磨きでは取り除くことのできない汚れがあるため、予防を徹底するためには歯科医院で実施するプロフェッショナルケアを定期的に受ける必要があります。以下では当院で実施する虫歯・歯周病予防対策についてご紹介いたします。
スケーリング(歯石除去)
スケーラーという器具を使用し、歯と歯茎の隙間に付着した頑固な歯石を取り除きます。当院では、超音波振動でスムーズな処置が可能な「超音波スケーラー」や細部の処置に適している手動の「ハンドスケーラー」を使いわけ、精密な歯石除去を行っています。
PMTC
PMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）とは、専門家が専用の器具を用いて実施する歯面清掃です。フッ素配合の研磨剤を使用してバイオフィルムや歯石を取り除き、歯面をつるつるに磨きあげます。
フッ素塗布
高濃度のフッ素を歯面に塗布し、歯質を強化します。フッ素には虫歯菌の活動を抑制し、酸によって溶け出した歯を修復する再石灰化を促進する働きがあるため、虫歯の予防・症状の悪化防止に効果的です。
歯磨き指導(TBI)
毎日の歯磨きの質を高めていただくため、必要に応じて歯磨き指導を行い、歯ブラシの選び方をはじめ、フロスの使用方法などもレクチャーいたします。
エアフローによる低侵襲なクリーニングにも対応
入谷歯科クリニックでは、エアフローという機器を使用したクリーニングにも対応しております。
エアフローはグリシン(アミノ酸の一種)などの粒子をジェット水流で吹きつけ、歯の表面に付着したしつこいバイオフィルム(歯垢・プラーク)やタバコのヤニ、コーヒー、茶渋など通常のクリーニングでは除去できない汚れを除去していきます。
エアフローはブラシなどもなく、歯に直接器具が触れないため、歯面などを傷つけることなくスムーズなクリーニングが可能です。
入谷歯科クリニックの歯周病治療について
歯周病は成人の約8割が罹患していると言われるほど身近な歯科疾患です。自覚症状がほとんどなく進行するため「サイレント ディジース（静かな病気）」とも呼ばれ、歯を失う1番の原因となっています。入谷歯科クリニックでは、患者さまの大切な歯を少しでも多く維持していただけるよう、歯周病治療に力を入れております。
こんな症状がある方は歯周病かもしれません
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- ブラッシング時に出血する
- 口臭が気になる
- 歯肉がむずがゆい、痛い
- 歯肉が赤く腫れている(健康的な歯肉はピンク色でひきしまっています)
- かたい物が噛みにくい
- 昔に比べて歯と歯の間にものが挟まりやすくなった
歯周病は自覚症状がなく進むことも多く、気付かない間に悪化してしまう怖い病気です。このような症状があてはまる方、お悩みの方はぜひ一度ご来院ください。
歯周病の発生要因及び進行度について
歯の周囲に付着したプラークが、歯と歯茎の隙間に入り込み、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。そして最悪の場合、歯が抜けてしまいます。日々のブラッシングが正しく行えていなかったり、定期的なクリーニングを行っていないと、プラーク内に増殖した細菌が歯茎を侵し、歯周病を発症・進行してしまいます。プラークは誰でも少なからず付着しています。問題はその付着したプラークが増殖しやすい口腔内の環境を作ってしまうことです。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病が怖いのは歯を失うだけでなく、心臓病や糖尿病などの全身疾患にも悪影響を与えてしまう点です。歯周病になると歯肉が炎症を起こし、緩やかに進行する慢性炎症となります。慢性炎症は自覚症状が少なく、気付いた時には手遅れになっているケースが少なくありません。
また、歯周病の影響は歯周組織に留まらず、血液や血管を介して全身の臓器へ影響を及ぼすといわれています（病原性菌血症）。日々の生活習慣を見直し、歯周病を予防することが全身の生活習慣病の予防へとつながります。
歯周病の予防・歯周病治療によって認知症のリスク軽減が期待できる
認知症患者の約7割を占める「アルツハイマー型認知症」は、アミロイドベータ（Aβ）というタンパク質が脳内に蓄積することで発症すると考えられています。
そして近年、九州大学と北京理工大学の合同研究チームによって、歯周病菌がアミロイドベータ（Aβ）の脳内蓄積量を増加させるということを解明しました。
この研究結果から、歯周病予防、歯周病治療によって将来的な認知症のリスク軽減が期待できるといえます。
CT精密検査による適切な治療計画を立案いたします
歯周病は細菌感染により、骨の破壊が起きる病気のため、進行度によってはCT撮影により、骨の破壊の程度などをよりリアルに見て判断する必要があります。
また骨の状態からおおよその歯の寿命も積算できるため、予知性の高い治療を行うことができます。
歯周病の進行状態・症状に適した処置を実施いたします
診査・診断をしっかり行い、歯周病の進行状態・症状に適した処置を実施いたします。
拡大視野での精密な歯石除去
歯周病の症状を改善するためには、蓄積した歯垢や歯石を綺麗に取り除き、口腔内を清潔に保つことが重要です。
当院では、歯科拡大鏡を駆使し、歯周病ポケットや細部の状態を目で確認しながら、丁寧に歯石を取り除いていきます。
可能な限り、負担がかからないように配慮し、効率よくケアしていくためにこのような器具を使用しています。
超音波スケーラーバリオス
振動数は毎秒18,000～50,000回とエアースケーラーより多く、主に歯肉縁下の歯石除去に使用されます。また歯肉縁に沿って、頑固に付着している歯石を効率的に粉砕・洗浄することが可能です。加えてバリオスは、消毒水や抗生物質を混ぜた物を注水しながらのスケーリングが可能なため、歯の消毒や抗炎症効果が得られます。 歯周病が進行した患者さまにはこの超音波スケーラーバリオスを使用してクリーニングを行っていきます。
エアースケーラー
振動数は毎秒2500～6500回と超音波スケーラーよりは少ないですが、その分ソフトな動きのため、歯を傷つけにくいというメリットがあります。主に歯肉縁上の歯石除去に使用されます。
エアーフロー
歯にやさしいグリシン(アミノ酸の一種)などの粒子をウォータースプレーで吹きつけ、歯の表面に付着したしつこいバイオフィルム(歯垢・プラーク)やタバコのヤニ、コーヒー、茶渋など通常のクリーニングでは除去できない汚れを吹き飛ばしていきます。
ハンドスケーラー
ポケット深い所や狭い所の歯石をきれいに取り除く際に使用されます。ハンドスケーラーには、鎌型スケーラー、鋭匙型スケーラー等があります。鎌型(シックルタイプ)スケーラーは幅が広いため、他のハンドスケーラーよりも取り除ける範囲が広く、主に歯肉縁上のプラークや歯石を除去するのに使用します。
鋭匙型(キュレットタイプ)スケーラーは主に歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニングに使用します｡先端の両側に刃がついているユニバーサルタイプと、先端の片側だけに刃がついているグレーシータイプがあります。使用する部位に合わせて頸部に角度がついているのが特徴です。治療部位によって使い分けています。
歯周外科治療にも対応
歯周病が進行して歯と歯茎の隙間に形成される歯周ポケットが深くなると、内部に蓄積した歯石を取り除くことが困難となります。
そのような場合には、歯周外科処置を実施いたします。歯肉を切開した後、歯周ポケット内を露出させた状態で歯石の除去、感染歯肉を切除し、症状の改善を図ります。
歯周組織再生療法（CGF・AFG）
歯周病が重症化すると、歯肉や歯槽骨が溶かされるため、歯がグラグラと動揺し、最終的には抜け落ちてしまいます。
そのような場合には、患者さまの血液から生成するCGF・AFGという血小板や成長因子を含むフィブリンゲルを使用し、骨組織の再生・歯周組織の治癒を促進することによってもう一度歯を支えられる状態へと改善します。
レーザーによる殺菌処置
歯周病治療においてのレーザーの役割は主に歯周ポケット内の殺菌処置です。また、重度の歯周病の処置の際に切開で用いるケースがあります。
レーザーは出血が少なく切開ができ、また止血効果にも優れています。処置後の治癒が早まる利点もあります。
神奈川県座間市で予防歯科・歯周病治療をご希望の方へ
入谷歯科クリニックでは、いつまでもご自身の歯で生活していただけるよう、予防歯科をはじめ、歯周病治療に力を入れております。口腔内の状態を把握し、患者さま一人ひとりに適切な予防法・歯周病治療をご提案いたします。神奈川県座間市にて予防歯科・歯周病治療をご希望の方は、ぜひ当院へお気軽にご相談ください。
