入れ歯・義歯
このページの目次
患者さまのご希望に沿った精密な入れ歯を製作いたします
歯を失うと食事がしづらくなるだけでなく、咀嚼する力や飲み込む力が弱くなり、脳への刺激や身体のゆがみなどを引き起こしてしまいます。飲み込む力が弱くなってしまうと、誤嚥性肺炎という重大な病気にかかってしまう可能性もあります。そういった事態にならないため、入谷歯科クリニックでは保険適用の入れ歯はもちろん、自費診療の精密な入れ歯の製作に努めております。
なぜ入れ歯では食べにくいのか?
入れ歯が合わないと入れ歯が動いたり、噛み切る力が弱くなるため、硬い物が食べられなくなったり、痛みを覚えてしまいます。
また物を食べるとき、入れ歯が沈み込むことによって、食べ物を噛み切る力が伝わりません。
入れ歯が沈み込むことでバネをかけている歯に引き抜く力がかかり、入れ歯が外れやすく、支えている歯も揺れてきてしまいます。
そんな悩みを解決するために入谷歯科クリニックでは、精密な入れ歯、インプラントなどを用いた動きにくい入れ歯の製作を行っています。
ご希望やお悩みに適した入れ歯をご提案いたします
入谷歯科クリニックでは、保険適用の入れ歯をはじめ、ロケーター義歯やパイロットデンチャーの2つの入れ歯を中心にそれぞれ特徴の違う入れ歯を多数ご用意しております。口腔内の状態や患者さまのご希望を考慮し、適切な入れ歯をご提案いたします。
外れにくいロケーター義歯(インプラントオーバーデンチャー)
入谷歯科クリニックでは、歯科先進国米国で開発されたロケーター(LOCATOR)を用いた部分入れ歯・総入れ歯(インプラントオーバーデンチャー)をご用意しております。顎骨に埋入したインプラントと入れ歯をロケーターという器具で連結することによって、入れ歯がきちんと固定されるため、ズレたり外れたりしにくく、しっかりと噛むことができます。
ロケーター義歯の特徴
外れにくい
ロケーター義歯は、顎骨に埋入したインプラントが固定源になるため、しっかりと安定します。また、ロケーターは全部で3種類あり、それぞれ約680グラム、1360グラム、2260グラムの重さに対応しています。ロケーターは最低でも2つ用いるため、1番強力な装置であればおよそ4.5キロの力に耐えることができますので、外れにくく快適にご使用いただけます。
違和感・異物感が少ない
ロケーターは約5㎜と小さな装置です。入れ歯の厚みなども抑えることができるため、違和感や異物感が軽減されます。
修理が簡単
ロケーターは単純な構造で2つのパーツでできています。そのため、不具合や破損などがあった場合に修理が簡単に行えます。
耐久性が高い
ロケーター義歯は耐久性が高く、脱着を約60,000回行ってもほとんど使用感が変わず、快適に使用することができます。
脱着が簡単
ロケーター義歯は、インプラント側に設置したロケーターアタッチメントと入れ歯側のキャップがボタンのようにパチっとはまる構造ですので入れ歯の脱着が簡単に行えます。
お手入れ・ケアが簡単
ロケーター義歯は構造が単純ですので、お手入れ・ケアが簡単です。入れ歯はもちろん、お口を清潔に保つことができるため、入れ歯の臭い・口臭を抑えることができます。
お口にフィットする精密な総入れ歯「パイロットデンチャー」
「パイロットデンチャー」は、一回の型取りで最終的な入れ歯を作る従来の方法とは異なります。
まず「治療用義歯」という特殊な入れ歯を使用し元々歯があった時の顎の位置を再現し、同時に歯ぐきの粘膜の状態も整えます。
その入れ歯を基に最終的な入れ歯を製作することで従来の入れ歯よりさらに患者さまに合った入れ歯が完成します。
合わない入れ歯を長期間使用したりすることで顎が解剖学的に正しい位置からズレた場所で咬んでいたり、歯ぐきの粘膜が荒れている状態で、それに合わせて入れ歯をつくっても、どこかに不具合が出る可能性が大きくなります。
「パイロットデンチャー」の場合は、治療用義歯によって顎の位置や歯ぐきの粘膜を矯正し、機能回復をするためのリハビリを行うことで、より快適な入れ歯づくりが可能となります。
パイロットデンチャーのメリット・デメリット
【メリット】
- よく噛める、力を入れて噛みやすい
- 入れ歯ならではの痛みが出にくい
- はずれたり、ガタガタしにくい
【デメリット】
- 治療用義歯の期間があるため、従来の入れ歯より治療期間が長くなる
- 自費診療のため、保険診療より高額になる
レジンで製作した保険適用の入れ歯
レジンというプラスチックで製作した保険適用の入れ歯です。部分入れ歯はクラスプという金属のバネを残存歯に引っ掛けて固定します。総入れ歯は粘膜の吸着によって固定します。保険適用の入れ歯は素材や工程が決められていますが、安価で製作することができます。
バネのないノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャーは、金属のバネではなく歯肉に近い色調の樹脂で固定する部分入れ歯です。樹脂は弾力があるため、お口にフィットしやすく、金属のバネがないため、周囲に入れ歯と気づかれにくいことが特徴です。
耐久性の高い金属床デンチャー
金属床デンチャーは、入れ歯の土台となる床部分に金属を使用した入れ歯です。金属を使用することによって、強度を保ちながら、入れ歯を薄くすることができるため、使用時の違和感が軽減します。また、金属は熱伝導率が高く、飲食物の温度を感じることができるため、食事をより一層楽しんでいただけます。
マグネットデンチャー
マグネットデンチャーは、歯根部分に埋め込んだ金属と入れ歯側に設置した磁石の引き合う力によって固定するします。強力な磁石を使用しているため、ズレたり、外れたりしにくい設計となっています。金属のバネもないため、装着時の見た目も綺麗です。
入れ歯治療にに関するリスク・注意点
- 選択した入れ歯によって、歯の切削やインプラント埋入などの外科処置が必要となる場合があります。
- 金属の素材を含む入れ歯は、稀に金属アレルギーを引き起こすことがあります。
- 入れ歯は経年によって劣化するため、定期的なメインテナンスはもちろん、必要に応じて新しい入れ歯を製作する必要があります。など
見た目や機能性にこだわった精密な入れ歯を製作するための対策
入谷歯科クリニックでは、患者さまのお口の合う精密な入れ歯の製作に努めております。見た目や機能性にこだわった精密な入れ歯を製作するための取り組みや対策についてご紹介いたします。
実績豊富な歯科技工士へ製作を依頼
入れ歯は担当の歯科医師が集めた患者さまの情報を基に歯科技工士が製作します。入谷歯科クリニックでは、精密な入れ歯を製作するため、実績豊富な歯科技工士へ入れ歯の製作を依頼しております。
治療用義歯で口腔内環境を補正
検査時に顎のズレなどが確認できた場合には、本入れ歯を製作する前に治療用の入れ歯を使用し、顎のズレなどを補正します。口腔内環境を整えてから、本入れ歯を製作することによって、より快適にお使いいただけ、さらに長持ちさせることができます。
シリコンによる精密な型取り
患者さまのお口にフィットする入れ歯を製作するためには、精密な型取りが必須となります。当院では型ずれが起こりにくいシリコン材を使用し、精度の高い型取りを心がけております。
咬み合わせ調整の徹底
入れ歯を良い状態で使用いただくためには、咬み合わせが重要となります。当院では、完成した入れ歯を実際に装着していただき、患者さまと確認しながら咬み合わせをしっかりと調整いたします。
上下顎同時印象法について
保険の印象では咬み合わせ部分と歯列のみの印象になってしまいます。この上下顎同時印象法は、上と下を同時に立体的に型取りすることができ、口腔内の筋肉や口唇、舌筋など、周囲の筋肉も含めて型取りするため、入れ歯の安定につながります。型取りは、普段の生活状態に近づけて取ることにより、より違和感のない物が出来上がります。入れ歯の粘膜に密着する材質も成型において収縮が少ない物を選んで使用します。また歯の材質も、耐久性や審美性に優れた物を使用しています。
精密な総義歯を製作するための手順を解説
自費の入れ歯については、保険適用の入れ歯では使用できない材料や器具を使用し、患者さまの口腔内にピッタリとフィットした入れ歯を製作します。隙間なくお口にフィットするため、違和感が少なく、しっかりと噛むことができるため、健康的な食生活に繋がっていきます。
①歯茎周辺の筋肉・粘膜の型取り
精密な入れ歯を作るために、口腔内の筋肉が動いた状態を考慮する必要があります。そのため、まずは歯茎の周囲の筋肉や舌、頬の粘膜の型を取ります。
②歯茎の型取り
次に、精密に印象が取れるシリコン材質を使って、歯茎自体の型を取ります。シリコン材質は歪みや収縮が少なく、歯茎の形を正確に型取りすることができます。
③咬み合わせの調整
正しい咬み合わせを求めるためには、ゴシックアーチ法という測定方法を用います。専用インクを塗った板を口腔内に入れ、顎を前方、左右に動かすことで、その動きの限界値を求める方法です。これにより、口腔内の正しい顎の位置を決定してまいります。
④入れ歯の完成
これらの測定結果を元に、患者さまのお口に適合した精密な入れ歯が完成します。
神奈川県座間市にてよく噛める精密な入れ歯をご希望の方へ
入谷歯科クリニックでは、患者さまのお口に合う精密な入れ歯を製作するため、様々な入れ歯素材をはじめ、適合性や耐久性を高めるための対策や取り組みを行っております。神奈川県座間市にてよく噛める精密な入れ歯をご希望の方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。